新興国は新たな成長ステージへ
リーマンショック以前の新興国経済の成長ドライバーは、資源やインフラ建設といったコモディティ資産でした。しかし、現在の新興国経済をけん引するのは、所得が向上し、購買力を高めた個人消費です。インターネット普及が追い風となり、eコマースなどの需要が増大したテクノロジー産業、進学率の向上により需要が拡大した教育産業、中間所得層の拡大とともに需要が拡大した住宅ローンなどの金融サービス業、医療環境の整備が進んで拡大した医療産業など、今新興国は、消費中心の新しい成長ステージへ到達したと考えられます。